【ワイン用ぶどうについて】日本ワインの定義、これから需要が伸びるかもしれない

ゆうすけ

今回は「ワイン用ぶどう」と「日本ワイン」について書いていくよ!

ゆっぴ

そもそも「ワイン用ぶどう」の品種は何を使ってて、「日本ワイン」の定義ってあるのー?

ゆうすけ

おっ、ゆっぴ、鋭いところついてくるな、詳しく説明するな!

ゆっぴ

んじゃ、楽しみにしてるねー♡

東根市地域おこし協力隊の井上です。

普段は山形県東根市にて果樹農家になるために、各農家さんを回り、「果物の作り方」や「園地管理」などを学んでいます。

地域おこし協力隊の研修の一環で、先日、山形県上山市のぶどう園にお邪魔して来ました。

さくらんぼの産地の山形県東根市で「え!?井上、ぶどうも作るの?」と思われた方もいるかもしれません。

はい。確かにぶどうは山形県東根市でも作る環境として、大変適していてとても興味があります!

最近東根市では大粒系ぶどうが流行っていて、特に人気がすごいのが種なしの「シャインマスカット」をはじめ、「ピオーネや長野パープル」とかスゴぶる美味いです。

山形県のぶどうを食べた事のない方は一度、食べてみて下さい!

山形県の気候として寒暖差がはっきりしている事で甘みと果実のしまりが良く、食べてもらえれば、絶対喜んでもらえる自信があります!

ただ、ぶどうを何もない状態から新規で作るとなると「棚」を作る事が絶対条件になります。

つまり資材代がかかり、ある程度の先行投資が必要があるので、正直僕自身は現状「検討中、」でございます。

今回、研修地の園主さんが「ワイン用ぶどう」園視察に行くという事で一緒に連れて行ってもらい勉強させて頂きました。

協力隊の活動ではこういった「実践的な作業」と「座学を交えた勉強」もできますので農業に興味がある方はもちろん、そうでない方でもとても有意義な時間の使い方ができるはずです!

はじめに(改めて、山形のぶどうについて)

山形県上山市といいますと県内の中で、「ぶどうの産地」になります!

産地という事は「生産者も多いエリア」で、「収量も多く」、「技術的にも進んでいる」という事で今回、多くの方が学びに来られていました。

ぶどうにも品種はあります!

代表的な「巨峰」、「シャインマスカット」、「ピオーネ」、「長野パープル」を想像する方は多くいると思いますが、

今回、視察させてもらった園地は「ワイン用ぶどう」です!

そう、ワインを作るためだけに生産する「ぶどう」についてです。

今回、上山市の園地で実際に「ぶどう園(ワイン用)」を見させてもらい、園主のお話しや普及員(県職員)のお話を聞いてとても勉強になりましたので、記事にしようと思いました。

その中で、「生産する上で良い点」や「ワイン用ぶどう、今後、需要が伸びるんじゃないか?」と感じたのでそういった所と「その他豆知識」など詳しく説明していきたいと思います。

ワイン用ぶどうについて説明します。

まずは使われている「品種」ベスト3から!

品種について

・白ワイン原料ベスト3

第1位:甲州

第2位:ナイアガラ

第3位:デラウェア

・赤ベワイン原料べスト3

第1位:マスカット・ベリーA

第2位:コンコード

第3位:キャンベル・アーリー

、、、なんかはじめて聞いた名前ばかりですね、

果樹農業に携わっていない方でしたら特にですね。

「そーなんだ、」程度で構いませんからね!

「主要産地」について迫っていきたいと思います。

主要産地について

・白ワイン

  第1位 第2位

第3位

甲州 山梨(3796T) 島根(128T)

山形(28T)

ナイアガラ 長野(1366T) 北海道(1002T)

山形(310T)

デラウェア 山形(695T) 山梨(475T)

大阪(94T)

山形県は地味に食い込んできていますね。

実に誇らしいです。

それよりも「大阪府」がランクインしていることにビックリしました。(失礼ですが、汗)

・赤ワイン

 

第1位

第2位 第3位

マスカット・ベリーA

山梨(1852T) 山形(423T) 長野(210T)

コンコード

長野(2055T) なし なし

キャンベル・アーリー

北海道(696T) 宮崎(290T) 岩手(141T)

「赤ワイン」に関しては山形県は少し弱いですが、、、

赤ワインの原料としてよく使われている「マスカット・ベリーA」の「第2位」にランクインしていますので良い方ではないでしょうか。

今回の視察園地もこの「マスカット・ベリーA」を作っていましたからね。

この「A」について何でついているのかはわかりませんが、、、(笑)

ちなみの「T」は「トン」の事ですからね!

山形県も「ワイン用ぶどう原料」に関してかなり貢献している事がわかりましたね!

ワイン用ぶどう生産の良い所(生産者視点)

今回このように勉強させてもらい園主の方及び普及員(県職員)の方のお話を聞く事で「ワイン用ぶどう生産の良い所」を感じ取る事ができました!

いくつかご紹介させて頂きます!

・手間がかからない

・人経費がかからない

・「ぶどうは長持ち」するので収穫を急がなくて良い

・簡易的な棚で大丈夫(雨除けハウスなしでもOK)

以上の事により、「人経費」、「その他経費(消毒代など)」があまり必要ないので売上がほぼ利益になるみたいです!

ちなみに一反あたり」の「収益は40万円ほどだそうです。

収益はものすごく多いわけではないですが、「手間がかからない」事や「収穫事は急がなくていい」事を考慮するとたくさんの園地を管理して収益を伸ばせそうですよね!?

デメリットとしては販売する際は現状農協さんでは引取りがないみたいなので、「ワイナリーさん」や「その他加工業者さん」などを探して契約販売するしかないみたいなので生産する際は出口を固めてから作る事をお勧めします!

園主の方、普及員のお話の中で、現状(2019年)として「ワイナリーさん」の需要としてはかなりあり、「ワイン要原料ぶどうの充足感」のアンケートをした所、「現在」、「将来」で「過剰」と回答した「ワイナリーさん」は一件もなかったとの事と「現状、不足感を感じている割合が高かった」との事でしたので、明らかに供給力不足だと感じました。

なぜ、現状として「供給力不足」なのか、お話の中である程度、理解したので詳しく説明していきたいと思います!

日本ワイン表示制度が変わった!?

果実酒等の製法品質表示基準」が平成27年に制定されていた。

適用開始日は平成30年10月30日!(もう始まってるやん、)

実際、これはどのような内容なのか説明しましょう!

日本ワイン

国産ぶどうのみを原料とした国内製造ワインの事

→ 地名、品種、収穫年を表示可能

当たり前じゃん、と思った方は多数だと思いますが、制定されるまでこのルールがなかったのです!

今までは海外から輸入した原料を使って、国内製造すれば、「日本ワイン」として販売ができてしまったのです。。。

現在では海外原料を使用した「国内製造ワイン」を販売する際には「凝縮果汁使用」や「輸入品使用」などの表示が義務付けられました!

→ 地名、品種、収穫年を表示できません。

これを知っているだけでワインを買う時の見方が変わるかも、ですね。店頭に行った際にはみてみて下さい!「あ、これは日本ワインだ!」とわかるはずです。

「製法品質表示基準」が制定された背景を詳しく

改めてですが、

海外では多くの国において公的ワインの表示に関するルールは存在していますがなぜか日本にはありませんでした。

欧州等の諸外国では、ラベルに表示できるぶどうの収穫地の地名は、その土地で収穫されたぶどうを一定量以上使用していないと表示できない事とされています。

理由としてはワインの品質に最も影響を与えるのは「原料のぶどう(土地、品種も大事)」だからです!

決まりがなければ、ルールを決めなくてはなりません。

これらを考慮して国際的なルールとの整合性を掛け合わせて「基準」を制定しました。

供給力不足の謎が解けましたね

今までの事を理解していただければ、供給力不足になるのは当たり前のことですね。

制定される前の日本では、ワイナリーさんは海外から原料のぶどうを輸入してワインを作ることで「日本ワイン」として販売できてしまいました。

制定されたあとはそうはできません、

「日本ワイン」として販売していきたければ、この日本から原料を集めるしかなくなったのです。

そりゃもう、必死で集めるしかないですよね。

ワイン用ぶどう面白いかもしれないですね。

まとめ

今回は「ワイン用ぶどう」について色々、書かせて頂きました。

僕自信、正直「ワイン用ぶどう」は全く興味がなかった分野ですし、考えにもなかったです。

地域おこし協力隊の活動を通して、こうやって色々勉強させて頂いてますし、できる環境でもあります。

学んでいくと、たまたまこういう出会いがあり、発見があるので学び続ける事はとてもいい事だと思いました。

この記事では「ワイン用ぶどうでより使われている原料品種ベスト3多く作っている場所と収量生産する上での「メリット」と「デメリット」について詳しく説明させてもらいました。

一応、「ワイン用ぶどう」ですが、視察園地で「マスカット・ベリーA」は生食でも食べられるという事でしたので試食させてもらいました。

種と皮はありましたが、濃厚で甘くとても美味しかったです。(笑)

日本ワイン表示制度の話はとてもビックリしませんでしたか!?

初めて聞いたときは僕もビックリしました。

「え?いいの?っていうレベルですよね。」

このように「ルールを決める」という事はとても大事で市場発展のためにも必要な事なので「日本ワイン業界」にとっても良かった事ではないでしょうか。

もし作る作物を迷われていて、これを見て「ワイン用ぶどう」いいな、とか興味を持ってもらえたらとても嬉しく思います!

ありがとうございました。

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